2015年3月6日金曜日

基本知識その6 ディアボロの組み立て方

ディアボロが分解してしまったときに
組み立てられるように仕組みを理解しておきましょう。


ちょっと汚いですがこのアドリームを例に解説していきます。
他のディアボロもだいたい同じような構造をしています。





全て分解するとこのようになっています。

カップ・・・お椀状のもの
インナー・・・カップとアクセルの間に取り付ける、黒い円錐状のもの。
アクセル・・・紐を乗せるところ。軸。
ナット・・・ボルトに取り付けてネジで締めるもの。
内歯ワッシャー・・・ナットとワッシャーの間に取り付けるギザギザの小さな部品。
ワッシャー・・・円盤のようなもの
ボルト・・・左右の部品を繋げるもの。一番負担がかかるところで折れやすい。





カップにナット、内歯ワッシャー、ワッシャーを乗せます。





下からボルトを入れてナットと繋げます。
ここでのナットのネジは軽く締める程度にしておきましょう。
ボルトがつながればOKです。



次に、インナー、アクセル、インナー、もう片方のカップの順で取り付けていきます





すると反対側のカップにボルトの先端が少しだけ見えているはずなので
ナット、内歯ワッシャー、ワッシャーを同様にとりつけます。
最後に両側のナットをしっかり締めれば組み立て完了です。
レンチを2つ使って両側を同時に締めないと上手く締まりません。
あまり締めすぎるとナットがねじ切れてしまって、
締めることも取り外すこともできなくなるのでほどほどにしておきましょう。



インナーとアクセルを取り付けないとこうなりますね。
インナーとアクセルはボルトとはつながっておらず、
カップの間で締め付けられているだけなんです。



ちなみに、トリプルベアリングの回転軸はインナーとアクセルの間にベアリングが入っていて
アクセルだけが空回りするようになってます。
ただ、完全に空回りするとディアボロに回転をつけることができないので、
アクセルに片方向だけに空回りするワンウェイクラッチベアリングが取り付けられています。

ベアリングがひとつのディアボロはワンウェイクラッチベアリングだけで、
最近出たベアリングが5つあるウーバイリンは
おそらくワンウェイクラッチベアリング1個と普通のベアリング4個だと思います。


もし回転軸のディアボロを分解する場合は、
ベアリングにゴミが詰まったりすると使えなくなってしまうので注意しましょう。
できれば分解しないほうがいいですね。

垂直軸として使っているとボルトが折れることがたまにありますが
回転軸のボルト交換はかなり力技が必要らしいですね。
私がボルトを折ったときは他のパーツもボロボロだったので買い換えてしまいました。


今回は以上になります。
おそらく基本知識解説は今回で終了で、
次から回し方を解説していく予定です。

一旦過去にあげた解説動画を紹介する記事を書くかもしれません。
ではまた。

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